BARNS OUTFITTERSを代表する数々の定番アイテムたち。
そんな数ある定番アイテムたちの良さを改めてご紹介するWhat is "○○" ? シリーズを始めていきます。
その中でも今回は年間を通して生産し続けているBARNS OUTFITTERSの看板の1つ "COZUN" をご紹介します。
What is "COZUN" ?
生地の編み立てが吊り編みからシンカー編み機へと移行する昭和中期ごろの過渡期に造られた旧式の小寸シンカー編み機で編み立てた生地を使用したアイテムのことをBARNS OUTFITTERSでは"COZUN"と呼んでいます。
現代主流となっている高速シンカー編み機ほど早くはなく、吊編み機よりは早く編むことができる為、シンカー編み機特有のハリとコシがありながら低速編み機の名残でもある柔らかさを兼ね備えている。
現存する編み機はほぼ和歌山県に集約されており、年間を通してBARNS OUTFITTERSの生地を編み続けている。
また糸のセッティングから染色、乾燥など一貫して管理することで毎年変わらないまさに定番と言われる商品にすることが可能に。
"COZUN"を使用したアイテムには大きく分けてTシャツ(天竺)とスウェット(裏起毛)に分けることができる。
Tシャツに使用されている生地は糸選びからこだわり抜き、通常展開されることはあまりなく、一般的なTシャツに使用される糸よりも太い14番手の糸を使用している。
これにより "他にない" プレミアム感とタフさを演出している。
さらに度詰めすることで洗いにかけた際に生地に表情が現れ、それが味になる。
ネックやリブもあえてボディとは染色の濃度を変え染めることでまるで着込んで経年変化をしたようなヴィンテージ感のある表情に仕上げている。
さらに縫製にはフラットシーマと呼ばれるミシンを使用し縫い上げている。
このミシンの特徴は4本の針を使って2枚の生地を重ねず縫い上げることができる。その際に平ら(Flat)な縫い目(Seam)に仕上がる為、フラットシーマと呼ばれている。
この技術は縫い目に凹凸が少ないのが特徴で肌あたりが優しく、ベビー服などで見ることができるが縫製するのに技術が必要なため現代においてカジュアル服ではあまり見かけることのない仕様。
こだわりはまだまだあります。
脇に縫い目のない"丸胴"と呼ばれる仕上がりにすることで見た目のスッキリさと縫い目が肌に触れない為、ストレスフリーな着心地。
そんなこだわりを詰め込んだアイテムを是非一度お試しください。
長くなってしまったので "COZUN" スウェットについてはまたの機会に。
COZUNのアイテムはこちらから