ENCOUNTER AIZOME

 ”日本の藍染と
型染め”の世界

日本の伝統文化ともいわれる”藍染”
や”型染め”その奥深い色合いは、
いつの時代もヒトの心を魅了してきました。

を用いた藍染や型は風土や気候、
様々な四季を持つ日本ならではの
古くから伝わる表現方法で
伝統文化のひとつです。
この素晴らしい文化、
美しい日本のモノづくりを
BARNS HEAD SHOPと共有することで、
生活やファッションに溶けこむことを
知って頂きたい、身近に感じてほしい。
そんな思いからひとつ企画が
産声を上げました。

凛とした水のせせらぎに日本の風土を感じる
静岡県伊豆市に工房を構え、
日本古来の藍染(正藍染)に向き合う
「かぜつち模様染工舎」様を迎え、
本企画の第1弾として、かぜつち模様染工舎様
通称=かぜつち様のコレクションPOPUPを
2020年12月12日(土)-27日(日)に行ない、
第2弾3弾と長期的なプロジェクトを展開していきます。


かぜつち模様染工舎
静岡県伊豆市、豊かな山と美しい水に恵まれた環境にて
蒅(藍の葉を堆肥状に醗酵させた原料)を、堅木の灰と水を
使用した灰汁だけで再び醗酵させて染め液を作り
日本古来の藍染め(正藍染)を行なう藍染師。

 

南馬様(以下、南馬氏)が藍染の世界の
虜となった経緯から今後の展望を
語っていただいた。

 ”テキスタイルは
ヒトを幸せにする。”

Question:今の世界に飛び込んだ経緯とは?

 

南馬氏:京都のファッション専門学校の
時にジーパンをキッチンハイターで
脱色したのを機に、京都の友禅工場
(化学染料と顔料と薬品を用いた
手捺染によるシルクスクリーン法と
様々な友禅の技法)に飛び込んだ
20歳が染のはじまりです。

その工場ではヨウジヤマモトや
イッセイミヤケ、ギャルソンや
ミナペルホネン、須藤玲子さんや
新井淳一さん、ヨーガンレールなどの
テキスタイルを手がける工場で
さまざまな美しい布を職人が
仕上げていく様子に感動をした3年半の
修行時代が「テキスタイル」で生きると
決心したタイミングです。

僕が感動を受けたように、
テキスタイルは人を幸せにできると
信じたのがその理由です。

それからたくさんの良い出会いを
頂いたことで自身のテキスタイルが
あるのだと思います。

まだまだ道半ばですが、
感動したあの頃の気持ちは
今も変わっていません。

 

Question:正藍染と藍染の違いって?

 

南馬氏:藍染は世界中にあり、
国や場所、風土など環境や
考え方によって様々な方法があります。

その中でも正藍染は醗酵文化がある
日本独自の藍染で、室町時代から
続いてきたものです。

産業革命以降、大量生産の人造藍や
石灰などを用いた『還元』させて
染める藍染と区別するために
生まれた言葉です。

正藍染の特徴として
・遠赤外線効果
・抗菌効果
・防虫効果
・紫外線を防ぐ
などがあると言われています。
昔から藍染が必要とされてきたのは、
この効果効能が有るからです。

 

Question:普段、アイテムをどのように活用している?

 

南馬氏:正藍型染布は手拭い生地を
使用しています。

長さが180cmありますので首に巻いたり、
カットして何か作ったりそのまま
壁掛けにしたり、様々な方法で
お使いいただけます。

この季節はボリュームを出して
ストールとしてお使いいただくのが
おすすめです。

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