【PRODUCT】about:TSURI-AMI vol.02


繊維構造レベルで真意に
向き合った結果

50年代から現在に至るまで、様々な年代のアメリカの空気感をベースに、モノづくりを展開してきたBARNS OUTFITTRESが贈る、目に見えない背景を伝えていく本企画。第二回として、BARNS OUTFITTRESの歴史を語るに欠かせないTSURI-AMIをわたしたちとも親交深い生産のスペシャリストをお呼びして語っていただいた。


株式会社 谷繊維 代表取締役
谷 和也

-生地を活かすのは一貫性-

わたしたちが旧式の編み機(吊編み機)に着目し、独自のファブリックを製作してから早十数年。生産畑一筋の職人を抱え、製造のスペシャリストがBARNS OUTFITTERSのプロダクトと今後の展望を紐解く。

 

(谷 和也 様)吊り編み機と聞くと「希少性」「柔らかい」などのキーワードが皆さまの印象かとおもいます。もちろん、それらのワードは間違はないですし、そのキーワードにはもっと生産の背景が隠れています。

 機械が稼働している台数が世界でみても300台程ということや、1時間稼働させても1メートルの生地しかできないのも事実です、「希少性」は確かにあるのですが、当時はこの機械が主流であったのも事実です。

高度経済成長により、多くの生産効率を求めた時代にはやはり敵わなかったんです。行政も当時、シンカー機といわれる量生産できる機械に乗り替えるのを推奨していてそっちに流れてくのが当たり前であった時代の出来事です。

ただ、吊り編み機が織りなす生地はまだまだ可能性をメリヤス工場様や私たち生産畑の人間は生地の繊維構造レベルで考えていました。

重要なのは”生地ではなく”生地の事を理解する”ことだったのです。
それを理解し製品にすることが一番重要だと今でも考えております。

洋服を製品化するにあたって、デザインやパターン、生地から裁断、縫製までの道筋がどの分野も欠けてはならない重要なポイントで、繊維構造レベルで向き合った人が川上から川下まで伝えていかないと”良いもの”は作り続けれないと考えております。

昔ながらのデティールや構造を上手に表現し、今の時代のモノづくりをすることで、それを手にした皆さまもそれを肌で感じていただけると幸いです。

 

to be continuity…

 

 


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